ヒシ


フトモモ目 ミソハギ科 

池や川の淀みなどに生える一年生の水草で、葉は水面に浮かび、水底に根を張ります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国、台湾、ロシア(ウスリー)に分布します。 花は、7月~10月に咲きます。 1日花で、花粉は昆虫によっても運ばれますが、雄しべと雌しべが接触して自家受粉することが多いと考えられています。 よく似たオニビシやヒメビシは果実のトゲが4個あるのに対し、ヒシは基本的には2個であることで見分けることができます。

ヒシはオニビシとヒメビシの雑種起源といわれ、オニビシやヒメビシの染色体数が2n=48であるのに対し、ヒシはその倍の2n=96となっています。

ヒシのトゲは、4個のガク片のうちの2個が発達してできます。

残りの2個のガク片が丸い突起状になるものがありイボビシと呼ばれることがありますが、これはヒシの種内変異とされています。

また、ヒシなのに残りの2個のガク片もトゲになって4個のトゲを持つものがあり、オニビシよりも果実が小さいのでコオニビシと呼ばれます。

イボビシもコオニビシも果実の大きさはオニビシとヒメビシの中間で、普通のヒシと同じ大きさであり、染色体数も2n=96です。

トゲの4個あるヒシ類の果実の大きさは、トゲを含む全幅がオニビシでは45~75mm、コオニビシでは30~50mm、ヒメビシでは20mm程度といわれています。 葉または果実が「ひしげた(押しつぶされた)」形をしていることからヒシと呼ばれるようになったといわれています。 菱形(ひしがた)という形は、ヒシの葉の形からきたという説と、ヒシの果実の形からきたという説があります。 果実はデンプンを蓄積しており、ゆでたり蒸したりして食べると栗のような味がします。 (写真)2019.8.6 小野市来住町

(写真)果実 2019.8.17 稲美町加古

(写真)果実 2020.11.1 小野市来住町

(写真)イボビシ 2020.10.30 加東市掎鹿谷

(写真)コオニビシ 2020.11.1 小野市来住町

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