ニョイスミレ(ツボスミレ)


キントラノオ目 スミレ科 

田のあぜ、山地の沢沿い、林縁の湿ったところなどに生える多年草で、高さは5~25cmになります。 日本の北海道~九州と、東アジアに分布します。 地上茎があり、托葉はクシの歯状にならずに全縁か少し鋸歯があるスミレのグループ(ニョイスミレ類)の代表的なものです。 花はスミレ類の中では遅く、4月~6月に咲きます。 この仲間は、雌しべの花柱の上部が少し左右に張り出すのが特徴です。 葉は横に広いハート形をしています。 種子の端には昆虫のアリが好む物質を含んだエライオソームというものが付いており、アリが拾って運ぶことにより分布を広げます。 如意(ニョイ)とは仏教で僧が読経や説法のときに手に持つ「孫の手」のような形をした仏具で、このスミレの葉の形が如意に似ているとして、植物学者の牧野富太郎が名づけました。 ツボスミレという名は万葉集の時代からあり、坪(ツボ)というのは庭のことで、庭に咲くスミレという意味になります。 万葉集に出てくるツボスミレがこのニョイスミレのことだけを指しているとは考えられず、タチツボスミレの仲間と紛らわしいことからニョイスミレという名の方がよく使われています。 (写真)2018.5.11 多可町八千代区

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