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カンサイタンポポ


キク目 キク科 

川や池の土手、農耕地、芝生地などの背の低い草地に生える多年草で、花茎の高さは10~15cmになります。 日本の本州(近畿地方、中国地方)、四国、九州(まれ)と朝鮮半島に分布します。 しかし、中国地方の広島県以西と四国の愛媛県以西、紀伊半島の田辺市以南では少ないということです。 花は3月~5月に咲き、自家受粉はしません。 花の後にできた種は風で運ばれて地面に落ちますが、秋になって発芽します。

種についている綿毛は、晴れた乾燥した日は開いて種が風で飛びやすくなり、雨で湿った日には閉じて風で飛びにくくなります。 葉は、切れ込みの大きいものから、あまり切れ込みのないものまで変化に富んでいます。 加古川流域で見られる黄色いタンポポは、在来種のカンサイタンポポと外来種のセイヨウタンポポ、アカミタンポポです。 外来のタンポポは花の下側にある総苞片が反り返っているのに対し、カンサイタンポポは総苞片が反り返らずに頭花にくっついていることで見分けることができます。 近年になって、カンサイタンポポとセイヨウタンポポの雑種がかなりあるということが分かってきました。 雑種タンポポは総苞片が反り返りますが、中には緩やかに反り返るものや反り返る程度の小さいものもあるようです。 若い葉は、生でサラダに混ぜたり、天ぷらにして食べることができます。 根はゴボウのような直根で、キンピラにして食べることができます。

また、根を細かく刻んで乾燥させたものを粉に挽き、フライパンで乾煎りしたものは「タンポポコーヒー」として飲まれています。 (写真)2017.4.19 加古川市八幡町

(写真)花の拡大 2017.4.19 加西市網引町

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