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キランソウ(ジゴクノカマノフタ)


シソ目 シソ科 

道端や庭の隅、岩の多い背の低い草地などに生える多年草で、地面をはって広がるので高さは5~10cm程度です。 日本の本州、四国、九州、沖縄と、朝鮮半島、中国、台湾に分布します。 花は3月~5月に咲き、茎の断面の形は四角が多いシソ科の中では珍しく円形です。

花の色は、濃い紫色から淡い紫色のものまであります。 薬草としても使われ、高血圧、解熱、咳止め、下痢止めなどに効果があるといわれるほか、化膿した切り傷や腫れ物に茎や葉をもみつぶして塗ると膿を出す作用があるといわれています。 名前の由来は、刀傷のことを「金瘡(きらん)」といい、これにつける薬草からきたという説と、密生して咲く様子を「金襴(きんらん)」という金糸を織り込んだ織物に見立てたという説があります。 「地獄の釜のふた」という別名もあり、その語源は、地面を覆ってふたをしているように見えるからという説と、春の彼岸の地獄の釜が開く頃に花が咲くからという説があります。 (写真)2019.4.16 多可町加美区岩座神

(写真)2021.4.10 加東市新定

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