コウヤボウキ


キク目 キク科

高さ0.5~1mの落葉低木で、山地の日当たりのよい林縁に生えます。

日本の本州(関東地方以西)、四国、九州と中国に分布します。 花は9月~10月に咲き、花粉は昆虫が運びます。 花は雄しべと雌しべのある両性花ですが、雄しべの方が先に熟し雌しべが後から熟すことにより、自家受粉を防いでいます。 果実は、キク科の植物なのでタンポポと同じように種に冠毛がついていて、風で運ばれます。 高野山でこの植物の茎を束ねてほうきの材料にしたことから名づけられました。 奈良時代に宮中では、正月の初子(はつね)の日に天皇が田を耕し、皇后が蚕室を掃いてその年の豊穣を祈る儀式が行われましたが、この蚕室を掃くのに使われたのがコウヤボウキの枝を束ねて玉飾りをつけた玉箒(たまぼうき)といわれています。 この玉箒は、奈良の東大寺の正倉院に「子日目利箒(ねのひのめどぼうき)」と呼ばれて保存されています。 (写真)2007.10.7 加東市畑

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