イヌビワ


バラ目 クワ科

落葉の小高木で高さ3~5mになり、海岸近くの山林によく生えています。

日本の本州(関東地方以西)、四国、九州、沖縄と済州島に分布します。 雌雄別株で、花柱の長い雌花だけをつける雌株と、雄花と花柱の短い不妊の雌花をつける雄株があります。 花はイチジクの実のような果嚢(かのう)の中につき、4月~5月に咲きます。 果嚢の中にはイヌビワコバチという小さなハチが寄生しており、花粉を運びます。 雄果嚢の中にはイヌビワコバチの雄が寄生しており、雄果嚢の中で交尾し花粉をつけた雌のハチが雌果嚢に花粉を運んできます。 雄のハチには羽はなく、雄果嚢から出ることなく一生を終えます。 雌のハチは雌花の胚珠に産卵するために雄果嚢にも雌果嚢にも入りますが、雌果嚢の場合は柱頭が長くて産卵管が柱頭の根元にある胚珠に届かないため産卵できず、柱頭の短い雄果嚢の胚珠にだけ産卵します。 果嚢は10月~11月に熟し、雌の果嚢は食べられますが、雄の果嚢はかたくて食べられません。

果嚢がビワに似ていて食べれるが、あまりおいしくないことからイヌビワと名づけられました。

イチジクの仲間なので、幹を傷つけると同様に乳白色の液がでます。 (写真)2018.5.5 加古川市八幡町

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