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キリ


シソ目 キリ科

中国の中部原産の落葉高木で、全国各地で植えられてきましたが、野生化しているものもあります。

縄文時代や弥生時代の遺跡からキリの材が出土しており、この頃から日本に渡来していたと考えられています。 花は5月~6月に咲き、花粉は昆虫が運びます。 国内でとれる木材としては最も軽く、湿気を通さず、割れや狂いが少ないという特徴があることから高級木材として重宝され、タンス、げた、琴、神楽面などの材料として使われてきました。 キリの木は生長が早く、かつて日本では女の子が生まれるとキリの木を植え、結婚するときにその木でタンスを作って嫁入り道具にするという風習もありました。 中国ではアオイ科のアオギリもキリ科のキリも「桐」の字を使い混乱を生じたことから、アオギリを青桐、キリを白桐と呼び分けました。 中国ではアオギリが鳳凰の止まる木として神聖視されましたが、日本ではキリの紋章が菊の御紋に次ぐ高貴な紋章とされ、足利尊氏や豊臣秀吉の紋になったほか、日本国政府の紋章として勲章やパスポート、五百円硬貨などに使われています。 (写真)2015.5.10 丹波市青垣町

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