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サトジガバチ(アナバチ科)

  • shibata-t
  • 2018年9月5日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年12月8日


体長 20~25mm チョウやガの幼虫を狩って、地中に浅い穴を掘って蓄えます。 一つの穴にイモムシを数匹入れ、卵を一つだけ産みます。 成虫は、6月~10月に見られます。 (写真)2014.10.4 小野市黍田町

1件のコメント


覇蟆邇人
覇蟆邇人
10月06日

示された個々の個体について、正確に形質を把握したうえで、『“ヤマジガバチ”的個体』/『“サトジガバチ”的個体』と区別して記録しておく事には意義があると思いますが、そもそも、“ヤマジガバチ”と“サトジガバチ”が真正の別種である事を示した証拠って、あるんでしょうかね?

その昔、常木勝次博士が、(何でも新種記載を乱発しまくったと言われる→)F. Smith の所業を踏まえたうえで、A. infesta → A. sabulosa infesta ; 日本の A. sabulosa 亜種 → A. sabulosa nipponica として、わざわざ亜種扱いにし、それでもなお『亜種扱いさえ妥当かどうか検討を要するような』課題_地理的分布の分離不明瞭な不可解,あちこちで見られた様々な中間型の存在(←“軽微” or “曖昧”な差しか無い交尾器の形態においてさえ…)等_を残していたというのに、それらの問題に決着をつけ得る新たな証拠(DNA分子系統解析でも、せめて染色体核型の調査でも…)を提示するどころか、既存情報を再検討して妥当性を担保した形跡すら無いままで、オーストリアの研究者が、モノグラフ中で、大陸産の Ammophila sabulosa の亜種とされていたものを、 A. vagabunda として記載されていたもののシノニム扱いにしたら、何故だか、誰も何も“根拠”となる検討・分析の結果を書かぬまま、いつの間にか、日本の A. sabulosa infesta → A. infesta ;そして『右に倣え』で?… A. sabulosa nipponica → A. vagabunda となっていただけなのに、

そういう情報が一旦ネットにばら撒かれてしまうと、実際“プロ”でもよく分からない所もあるぐらい判別できない対象を_『“ヤマ”と“サト”…って別種がいるらしい』という字面の見齧り・聞き齧りだけで_よく分かりもせぬまま、『此処は平地だからサトジガバチだろう…』,『コレは山に居たからヤマジガバチだ…』という決めつけで断定的に書いてしまう“素人”が溢れ返ってしまい、後で“集計”してみると、『実は“本末転倒”で決まってしまった』“データ”のせいで、『ほら! やっぱり、山地に“ヤマジガバチ”,低地に“サトジガバチ”が分布してたでしょ!…』となってしまうわけです。

ネットで見ていると、ジガバチの♀♂の違いや、酷い時には、ミカドジガバチを巻き込んで『こっちが“ヤマ”だから、そっちは“サト”…』なんて頓珍漢な例もザラにありますし、つい最近(今回、コレを書くのに改めて検索してみて、初めて気付きました!)、少なくとも Wikipedia から_以前は在ったのに_ Ammophila vagabunda の種名が消えてしまって、どうも、A. sabulosa に“吸収”されて戻っちゃったみたいな扱いになってましたよ?!

さあ、どうするんでしょうね?_“ヤマジガ”・“サトジガ”…

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