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コウノトリ


コウノトリ目 コウノトリ科 

全長 110~115cm  湿地生態系の頂点に位置する鳥で、現在ではアジアの極東地域に2000羽ほどしか生息していません。 肉食性で、フナ、ドジョウなどの淡水魚、ヘビ、カエル、バッタなど多様な動物を餌としています。 また、3月~4月の繁殖時には湿原に面した大木の樹上に巣をつくって2~6個の卵を産み、造巣・抱卵・育雛は雌雄共同で行います。 ロシア極東地方や中国東北部等で繁殖し、中国の長江中流域、台湾、韓国、日本などが主な越冬地です。 日本へは冬季にまれに飛来し、日本で繁殖し周年生息する個体群が過去には広く見られていたのですが、日本の野生の個体は1971年に絶滅してしまいました。 食用としての乱獲、水田の害鳥としての駆除により激減し、その後、農薬の影響による繁殖力の低下や餌を採る環境の減少、営巣場所の減少などにより絶滅に至ったと考えられています。 兵庫県豊岡市でロシアのハバロフスクから譲渡されたペアをもとに繁殖・飼育が行われ、その数が100羽を超えたことから野生復帰を目指した取り組みが行われるようになりました。 放鳥されたコウノトリは生息環境が整備された豊岡市で多く見られますが、全国各地でも飛来する個体が見られるようになり、兵庫県の南部地域へもときどき飛来してきています。 この度は、加西市に2羽が飛来してきていました。 コウノトリは、兵庫県の県鳥になっています。 環境省レッドデータブック:絶滅危惧ⅠA類 兵庫県レッドデータブック:Aランク (写真)2019.9.22 加西市玉丘町(長倉池)

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