スミレ


キントラノオ目 スミレ科 

耕作地周辺や高原の草地、川や池の土手、道端などの日当たりのよいところに生える多年草で、高さは7~15cmになります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国、ロシア(ウスリー地方)に分布します。 花は、3月下旬~6月に咲きます。

地上茎のないグループのミヤマスミレ類に入り、この仲間は雌しべの先(柱頭)がカマキリの頭のような形をしているのが特徴です。 花の色は濃い紫色のものが多いですが、淡い色のものもあり変化に富んでいます。 花の側弁の基部には毛が生えていますが、中には無毛のものもあります。 葉はヘラ形で細長く、葉柄には翼があります。 アリアケスミレと葉の形がよく似ていますが、スミレは花が葉よりも高いところで咲くという違いがあります。 種子の端には昆虫のアリが好む物質を含んだエライオソームというものが付いており、アリが拾って運ぶことにより分布を広げます。 そのため、コンクリートのひび割れから生えているのを見ることもあります。 葉や花は山菜として利用され、葉は天ぷらや和え物、花は吸い物の椀だねとして食べられますが、外来のニオイスミレやパンジーは有毒なので注意が必要です。 古くからスミレと呼ばれていたようで、万葉集にスミレの名前が出てきます。 名前の由来は、植物学者の牧野富太郎が「花の形状が大工道具の墨入れ(墨壺)を思わせることからスミレと呼ばれるようになった」という説を唱えていますが、疑問視する意見もあり、よくわかっていません。 (写真)2016.4.29 多可町加美区

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