ネジバナ(モジズリ)


キジカクシ目 ラン科

日当たりのよい草地に生える多年生の地上性ランで、高さは10~40cmになります。 日本の北海道~九州と、朝鮮半島、中国(中部、東北地方)、ヒマラヤ、ヨーロッパ東部~シベリア、オセアニアなど世界中に広く分布します。 ランの仲間としては珍しく、公園などの芝生で普通に見られます。 花は4月~10月に咲き、花茎の周りにネジのようにらせん状につきますが、右巻きのものと左巻きのものがほぼ同じ比率であります。

花粉はコハナバチ類などの昆虫によって運ばれ、自家受粉はしないといわれています。 昔から鉢植えなどで栽培されてきましたが、多年草といいながら寿命はあまり長くなく、同一個体が何年も維持されることはないようです。 「捩摺(もじずり)」とは東北地方の陸奥国信夫郡(現在の福島市とその一帯)で行れていた型染めのことで、その乱れ模様にネジバナの花が似ていることから、江戸時代にはネジバナのことをモジズリと呼んでいたようです。 ちなみに小倉百人一首の有名な一首、「みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに」に詠まれている「もぢずり」は、ネジバナのことではなく、染め物のことを指していると考えられています。 (写真)2018.7.9 高砂市高砂町

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