クスノキ


クスノキ目 クスノキ科

常緑の高木で、古くから神社などに植えられています。

台湾、中国、ベトナムなどの暖地に分布し、日本には元々自生していたかどうかは疑問とされ、はるか大昔に渡来した史前帰化植物ではないかと考えられています。 現在は、日本の本州(関東地方以西)、四国、九州に広く見られます。 幹の直径が2mを超える巨木になり、神社の御神木になっているものも多くあります。 花は、5月~6月に咲きます。 常緑樹ですが葉は4月末から5月上旬に大量に落葉し、新しい葉と入れ替わります。 葉は3本の葉脈が目立ち、葉脈の付け根に小さなふくらみがあり、この内部に空洞があって葉の裏側で開口し、中にダニが住んでいることからダニ室と呼ばれています。 ダニ室には入り口の大きいものと小さいものがあり、口の大きい方にはケボソナガヒシダニというダニを食べる捕食性のダニが住んでおり、口の小さい方にはクスノキから養分を吸収するフシダニの仲間のダニが住んでいます。 材には樟脳と呼ばれる精油が多く含まれており、昔は樹皮や材、根を水蒸気蒸留して樟脳をとり、防虫剤として利用していました。 材が虫害や腐敗に強く、太い木材がとれることから、古代には丸木舟の材料に使われていました。 また、飛鳥時代に作られた仏像の多くは、クスノキが使われています。 (写真)花 2020.5.17 加古川市尾上町

(写真)花の拡大 2020.5.17 加古川市尾上町

(写真)果実 2018.12.1 加古川市尾上町

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