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クロバネフユシャク


チョウ目 シャクガ科 

開張 オス21~29mm

冬に現れるガで、成虫は1月~3月上旬に見られ、関東地方では普通に見られるようですが、西日本ではかなり少ないようです。

日本の固有種で、本州(関東地方以西)、四国、九州に分布し、兵庫県では明石市、三木市、福崎町で見つかっています。

メスは翅が退化して飛ぶことができません。

幼虫は、ブナ科のクヌギ、コナラの葉を食べることが知られています。

全国的に平地で普通に見られるシロオビフユシャクととてもよく似ており、この写真の両方の個体ともシロオビフユシャクと紛らわしかったのですが、上翅前縁の外横線の始まり部分の白色が目立つこと、この部分のくの字状に曲がる角度が鈍角であることによりクロバネフユシャクと判断しました。

また、上翅の前縁がシロオビフユシャクは直線的ですが、クロバネフユシャクは内側に少し湾曲しているのも特徴とされています。

(写真)オス 2021.1.15 三木市福井(三木山森林公園)

(写真)オス 2021.1.27 明石市人丸町(月照寺)

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